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深セン訪問レポート

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先日、中国・深センに行ってきました。いつもより長めの滞在でマーケットを覗く時間も取れたので、少し紹介させていただきます。

深セン市は香港に隣接した中国南部の都市です。1980年に経済特区に指定されてから急速に発展し、経済規模では北京、上海に次いで広州と中国3~4位を争う大都市となり、中心地には近代的な高層ビルが立ち並んでいます。

深セン市と周辺エリアには大小さまざまな工場が多数あり、多くの電気製品が作られています。iPhone修理で使用する修理部材は、ほぼ全てこの地域で作られていますので、修理業者であれば一度は訪れたことがあると思います。

ただ中国で品質の良い部材を調達するには、徹底した検品に加え、優良な工場やサプライヤーとの信頼関係が不可欠ですので、iCrackedでは深センにも事務所を構えてスタッフを駐在させています。

巨大な電気街

深センの華強北という地区は、「秋葉原の30倍」とも言われる巨大な電気街となっています。

様々な電気製品や部品を販売してる小規模な店が1階から最上階までを埋め尽くしたビルがあちこちにあります。

iPhoneの画面や基板、スモールパーツなども無造作に並んでいます。中古品もあればコピー品もあります。

少し前に、You Tubeで華強北で買った部品を組み上げてiPhoneを作ってみる動画が話題になったことがあります。

深センの駐在スタッフは「そんなこと、できるの当たり前じゃん!」と軽く言い放ってましたが(笑)

(ご興味ある方はGigazineさんの記事が分かりやすいです。 https://gigazine.net/news/20170413-making-own-iphone/

スマートフォンのアクセサリを販売している店舗も無数にあります。すでにiPhone Xのアクセサリーが多数並んでますね。ケースにはキャラクター物もたくさんありました。ほぼ間違いなく無ライセンスのコピー品と思われますが(笑)

iPhone 8/Xから搭載された無線充電の台もたくさん売られていました。日本と比べると2~3割の価格で購入できます!

ちなみに、このようなマーケットにiPhoneの高品質な画面が並ぶことはまずありません。

交換画面は「Aグレード」「Bグレード」のように品質でランク分けされています。日本ではあまり知られていませんが、実は現地では「インダストリアル(工業用)」と、「マーケット(市場)」の2つのグレード分けが使い分けられています。

iCrackedなどの大手修理業者や大手サプライヤーが厳しい品質チェックに合格した「インダストリアル」の Aグレードを抑え、そこで不合格になった Bグレード以下のものがマーケットに流れていき、レベルに合わせて「マーケット」の Aグレード、Bグレード、、、と区分けされて販売されています。

つまりマーケットで調達できる部材は、「大手が品質チェックでNGにしたもの」が大半となります。

一番面白かったのはガラス工場

これまでiPhoneの交換画面を組み立てている工場はいくつも見てきましたが、今回はガラスパネルを作っている工場にも行ってきました。

大きな板ガラスを切り出していきます。この時点ではガラスの強度が低く、簡単に割れてしまいます。

カーブをつけたり、穴をあけたり、各モデルに合わせ整形します。全てコンピューター制御されています。

この後、専用の機械で磨いてエッジを滑らかにし、加熱と急冷によりガラスの強度を高め、レーザー加工をしたうえで特殊インクで色付けを行います。最後にベゼルを張り付けてiPhoneのガラスパネルができあがります。

既にiPhone 8/8 PlusやiPhone Xの背面ガラスパネルも製造されていましたので、そのうち背面ガラス交換もお受けできることになると思います。

ただ、特にiPhone 8/8 Plusは背面ガラスが割れてしまうと、取り除くのが非常に困難とのレポートもありますので、ユーザーのみなさんには衝撃吸収効果の高いケースを装着されることをお勧めします!