
通信速度が遅いと、iPhoneは一気に快適性が失われてしまいます。「通信制限がきていないのに…なぜ?」「どうやったら解消できる?」などの疑問をお持ちの方も多いことでしょう。
今回は、iPhoneで通信が遅くなってしまう原因とその対処法について解説します。
- 目次
iPhoneの通信速度・ネットが遅くなる原因とは
iPhoneで通信が遅くなる場合、どのようなことが考えられるのでしょうか。以下でその原因をいくつか解説します。
通信制限・速度制限がかかっている
iPhoneの通信が急に遅くなった場合、最も多い原因のひとつが「通信制限(速度制限)」です。多くの携帯キャリアや格安SIMでは、月間データ容量の上限を超えると通信速度が制限されます。通信制限がかかっているかどうかは、契約しているキャリアのマイページや専用アプリでデータ使用量を確認することで分かります。
通信制限がかかると、Webページの読み込みに時間がかかる、画像や動画がなかなか表示されない、YouTubeやSNS動画が頻繁に止まるなどが起きやすくなります。Wi‑Fiでは問題なく使えるのにモバイル通信だけ遅い場合は、速度制限の可能性が高いといえるでしょう。
回線が混雑する時間帯・場所にいる
回線が混雑する時間帯に使っていたり、混雑する場所で使っていたりすると、iPhoneの通信速度が遅くなりがちです。たとえば、人混みの中でiPhoneを利用する場合は注意が必要です。多くの人がスマホを利用するため、周辺の回線が混雑して通信速度が悪化することがあります。
他にも、回線に関する何らかの問題によりiPhoneの通信速度が遅くなることもあります。同じ時間帯に同じ場所にて通信速度が低下するようであれば、その周辺のインターネット環境に問題があると考えられるでしょう。
電波状況が悪い場所にいる
iPhoneの通信が遅い原因として、現在いる場所の電波状況も大きく影響します。特に屋内や地下など、電波が届きにくい以下のような環境ではネットが遅くなることがあります。
- 地下やトンネル内
- 高層ビルの中層〜高層階
- 鉄筋コンクリート造の建物内
- 人が密集しているイベント会場
アンテナ表示が1本や圏外に近い場合は、電波状況が原因である可能性が高いでしょう。
Wi-Fiが遅い(フリーWi-Fi/自宅など)
利用しているWi-Fiルーターに何らかの問題が発生することで、iPhoneの通信が遅くなることがあります。たとえば、社内Wi-FiやFree Wi-Fiを使用している場合、多くの人が利用します。そのため、通信速度が遅くなることがあります。また、ルーターそのものの速度が遅いこともあり、その影響でiPhoneの通信速度に問題が出ることもあります。
アプリのバックグラウンド更新の影響を受けている
利用しているアプリが影響して通信速度が遅くなることもあります。
たとえば、バックグラウンドで通信を行うようなアプリの場合、他のアプリ操作やWebブラウジングをしている際に通信速度が低下することがあります。また、動作の重いアプリは、利用しようとしても通信までに時間がかかりやすいです。
キャッシュ・ストレージ不足
iPhone本体のストレージ容量が不足している場合も、通信が遅いと感じる原因になります。iPhoneでは、アプリやブラウザが一時データ(キャッシュ)を保存しながら動いていますが、ストレージの空き容量が少なくなると、アプリの起動や動作が遅くなったり、バックグラウンド処理がうまく動作しなかったりといった不具合が起こりやすいです。
特に空き容量がほとんどない状態では、端末の動作自体が重くなり、ネット表示にも影響を与えます。
iPhone本体やiOSの不具合
端末そのものに問題が生じていることも考えられます。
たとえば、古い世代のiPhoneを使用している場合は通信速度が低下しやすいです。近年の進化したアプリやゲームなどは、多くのデータ通信が必要です。古い機種だとデータ処理が追いつかず、通信が遅く感じられることがあります。
また、端末が故障していて通信に不具合が生じることもあります。
キャリア側の通信障害
Wi-Fiではなくキャリア通信を利用している場合、通信障害が起こるとiPhoneの通信が遅くなります。各スマホキャリアではそれぞれ独自の回線があります。その機器の工事やメンテナンスによってネットワーク障害が起きることがあります。また、故障などのトラブルが発生した場合も通信障害により通信が遅くなります。
iPhoneの通信速度・ネットが遅いときに試したい対処法
iPhoneの通信が遅いと、アプリの使用もWebブラウジングも快適に行えません。速度を改善するために、ぜひ以下の対処法を試してみてください。
通信制限を解除する
通信制限が原因でiPhoneの通信が遅い場合は、まず制限の解除を検討しましょう。多くのキャリアでは、追加データ容量を購入することで当月中の通信制限を解除できます。キャリアのマイページや専用アプリから「データチャージ」「容量追加」などの項目を確認してください。
場所や時間帯を変えてみる
電波状況や回線の混雑が原因でネットが遅い場合は、場所や時間帯を変えるだけで改善することがあります。地下にいるなら屋外など電波が入りやすい場所へ移動したり、混雑しやすい昼休みや夜間の利用を避けたりするなどの工夫をしてみましょう。
Wi-Fi・モバイル通信を切り替える
iPhoneの通信が遅いときは、Wi-Fiとモバイル通信を切り替えることで改善する場合があります。切り替えは、コントロールセンターまたは「設定」から簡単に行えます。
- 「設定」→「Wi-Fi」または「モバイル通信」を開く
- オン/オフを切り替える
一度オフにして数秒待ってから再度オンにするだけでも、接続がリセットされて通信速度が改善することがあります。
ルーターを再起動してみる
Wi-Fiに問題があると考えられる場合は、ルーターの再起動を試してみましょう。再起動することでルーターがリフレッシュされ、速度が改善されることがあります。
また、ルーターの周りにものがあると、電波が遮断されてしまいやすいので置き場所を変えてみるのもよいかもしれません。ルーターの性能に問題があるようならば、買い替えも検討してみてください。
キャッシュや不要なアプリを削除する
ストレージ不足やアプリの一時データが蓄積している場合、改善のために、次の方法を試してみましょう。
- Safariの履歴とWebサイトデータを削除する「設定」→「アプリ」→「Safari」→「履歴とWebサイトデータを消去」
- 使っていないアプリを削除する
- 写真や動画をクラウドへ移動する
定期的に不要なデータを整理することで、通信や動作の改善が期待できます。
iPhoneの再起動やアップデートを試す
まずはiPhone端末の再起動を試してみましょう。再起動を行えば、処理の重いアプリやバックグラウンドで動作しているアプリがリセットされます。また、システム上の不具合が起きて止まってしまっている場合も、再起動によるリセットで解消されることがあります。これにより、通信速度が改善することもあります。
また、キャリア設定のアップデートも試してみましょう。以下の流れでアップデートしてみてください。
- 「設定」から「一般」を選ぶ
- 「情報」を選び「アップデート」を実行する
この流れでキャリア設定をアップデートすることで、iPhoneの通信速度が改善されることがあります。
障害解決まで待つ
キャリアにて通信障害が起きている場合は、その解決まで待ちましょう。
キャリア回線の障害は、キャリア側で対策がされない限り改善されません。各キャリアのHPやSNSアカウントなどで対応状況がアナウンスされますので、それをチェックしてみてください。
それでもiPhoneの通信速度が遅いままの場合はどうする?
ここまで紹介した対処法を試してもiPhoneの通信が遅い、ネットが遅い状態が改善しない場合は、端末や回線そのものに問題がある可能性も考えられます。専門窓口への相談や修理・買い替えといった次の選択肢について解説します。
Appleサポートに相談する
iPhone本体の不具合が疑われる場合は、Appleサポートに相談するのが安心です。たとえば、以下のような症状がある場合は端末側の問題が考えられます。
- 常にアンテナ表示が不安定
- 再起動しても通信状況が改善しない
- Wi-Fi・モバイル通信の両方が不安定
Apple公式サイトのサポートページや、Apple Storeへの持ち込みなどで相談してみましょう。保証期間内(AppleCare+加入中を含む)であれば、無償または低価格での修理対応となる場合があります。購入から1年以上経過している場合は、保証状況もあわせて確認しておくとスムーズです。
キャリアに問い合わせる
モバイル通信(4G/5G)が遅い場合は、契約しているキャリア側に原因がある可能性もあります。各キャリアの公式サイトやアプリでは、リアルタイムの障害情報が確認できます。広範囲で通信が遅い場合は、基地局トラブルなどの可能性もあります。
また、長期間にわたり通信が遅い状態が続く場合は、プラン変更や他社への乗り換えを検討するのもひとつの方法です。
修理・買い替えを検討する
iPhoneを長年使用している場合、端末の経年劣化が原因で通信や動作が遅くなることもあります。特に次のようなケースでは、修理や買い替えを検討するタイミングといえるでしょう。
- バッテリー最大容量が大きく低下している
- iOSの最新バージョンに対応していない
- 動作全体が重く、アプリの起動にも時間がかかる
iPhoneの修理はApple Storeや正規サービスプロバイダの他、修理業者に依頼するのもおすすめです。たとえば、iCrackedは最短即日で修理完了も可能です。郵送修理も行っていますので、近くに店舗がない場合も利用できます。
iPhoneの通信速度低下を防いで快適に使う方法
iPhoneの通信が遅い、ネットが遅いといったトラブルは、日頃の使い方や通信環境の見直しによって予防できる場合もあります。通信速度の低下を未然に防ぎ、iPhoneを快適に使い続けるためのポイントを解説します。
通信容量に余裕のあるプランを選ぶ
毎月のように通信制限にかかってしまう場合は、現在の利用状況に対してデータ容量が不足している可能性があります。月20GBプランで毎月18〜20GB近く使用している場合は、少しの利用増加で速度制限がかかります。余裕をもった30GB以上や無制限プランへ変更することで、iPhoneの通信が遅くなる状況を防ぎやすくなります。
快適なWi-Fi環境を整える
モバイル通信ではなくWi-Fiをメインで利用している場合は、ルーターや設置環境によって通信速度が大きく左右されます。Wi-Fi規格やルーターを置いている場所などを確認しましょう。ルーターはできるだけ部屋の中央かつ高い位置に設置すると、電波が広がりやすくなります。
また、特に回線自体が混雑しやすい夜間に「ネットが遅い」と感じる場合は、回線プラン(光回線の種類など)を見直すことも検討してみるとよいでしょう。
普段の使い方を見直す
iPhoneの通信速度低下を防ぐためには、日頃の使い方の見直しも重要です。定期的に不要なアプリを削除したり、バックグラウンドで動作しているアプリを整理したりなど、日常的にデータやアプリを整理する習慣をつけることで、iPhoneをより快適に使い続けることができます。
まとめ
今回は、iPhoneで通信速度が遅くなる原因とその対処法について解説しました。
iPhoneは通信速度が遅いとアプリ使用やWebブラウジングなどに支障が出て、快適性が大幅に失われます。本記事を参考に原因を突き止めて、それにあった対処法を試してみましょう。
