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【Pixel 3a】ディスプレイに使用されている「Dragontrail(ドラゴントレイル」って何!?割れやすいというのは本当なのか
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今回は、修理に来られるお客様から寄せられる「Pixel 3aの画面の割れやすさ」について、Pixel 3aのディスプレイに使われている「Dragontrail(ドラゴントレイル)」に触れながら解説していきます。


 

Pixel 3aに使われている「Dragontrail(ドラゴントレイル)」とは…

 

この言葉自体を初めて聞いたという方も多いかと思いますが、

 

これはいわゆる

スマホに使われている標準の強化ガラス

のことで、Pixel 3aを初め様々なスマートフォンやノートPC、タブレットに使われています。

 

日本を代表するガラスメーカー「旭硝子株式会社」が開発した電子機器用の強化ガラスで

国内を中心にのおよそ70メーカー300機種以上に使用されていると言われています。

 

その品質の良さも去ることながら、

そのガラスの強度は窓ガラスなどの一般的なガラスに比べおよそ6倍~8倍とされています。

 

 

本来は電子機器全般に利用されるこの「ドラゴントレイル」というガラスですが、

 

その他の使用例としては、2014年に開催されたFIFAワールドカップブラジル大会の

選手用ベンチのガラスルーフに採用されており、その多様性が高く評価されています。

(従来のプラスチック製のものより傷つきにくく透明度も高い上に、強度も十分とのこと)

(写真提供元:http://tvstation.jp/sport/soccer/brazil-report/5811/

 

尚、上から貼る「保護ガラス」とは別ものですので混合しないようお気を付けください

 

「Dragontrail(ドラゴントレイル)」の特徴

 

ドラゴントレイルの特徴としては大きく2つ

 

①軽く、しなやかで、傷つきにくい

 

スマートフォンで言えば毎日持ち歩くものであり、操作も手で持って行います。

そのため「軽量」というのがスマホを設計する上でのキーワードになってきます。

重量のあるものはそれだけ疲労として現れ、それがストレスにすらなります。

 

またガラスとしては異常なほどの柔軟性を誇っています。

こちらの写真を見て頂いてもお分かりの通りこのしなやかさがスマホとしての操作のしやすさ、また加工のしやすさに繋がっています。

(写真提供元:http://tvstation.jp/sport/soccer/brazil-report/5811/)

 

傷つきにくいというのはスマホにとって必須事項と言ってもいいでしょう

経年によりいつの間にか画面が傷だらけに!!というときのショックは出来る限り防ぎたいものです。

 

②環境にやさしい素材

 

鉛やヒ素、アンチモンを一切使用せずに製造しており、環境に配慮した製品として普及されています。

製造工程におけるライフサイクル(調達、製造、販売・物流、使用、廃棄)を通しても、

環境負荷低減に繋がる取り組みを行っているというわけです。

 

国内メーカーというだけで安心感もありますね。

 

 

ガラス自体の強度は十分でもその軽さゆえの「薄さ」には注意!?

 

意外と勘違いしてしまうところですが、

ガラスの硬度や強度がそのまま「画面の割れにくさ」に直結するわけではありません。

 

スマホで言えば

・フレームの素材

・端末の形状

・端末の重さ

・重心の位置

などで画面の割れやすさは大きく左右されます。

それ以外にも端末の落とし方、高さ、地面の状況によっても割れやすさという観点で言えば変わります。

 

Pixel 3aに置き換えると、まず構造的にかなり薄いです。

それは端末自体もそうですし、ディスプレイ単体としても薄く設計されています。

 

そして背面カバーフレームの素材がポリカーボネート製になっており、

Pixel 3に採用されていたガラスに比べると柔らかく、悪く言えば変形しやすくダメージを受けやすくなっています。

 

 

結論…

 

それらを加味して結論付けますと、

ガラスの性質上比較的割れにくいが、

端末の構造的にディスプレイにもダメージが入りやすい

と思います(※あくまでも筆者の個人的な見解です)

 

背面カバーフレームがうまく落下ダメージを吸収してくれなかったり、

縦向きに落としたことによって亀裂が入ったりする可能性は十分あります。

 

元々ガラスは平行方向(縦向き)からのダメージに弱いです。

スマホのガラスに対して正面からカッターや金づちなどで検証はするものの、

スマホを立てた状態で検証することはまずありません。

 

上記で上げた「落とし方」にも該当しますが、如何に割れにくい構造になっていても

場合によっては割れてしまうことがあります。

そのことを頭の片隅にでも入れておいていただければ幸いです。

 

 

まとめ

 

海外メーカーのスマホにも日本製のパーツが入っていることは非常に誇らしく思いますし、

スマホを選ぶうえでの一つ安心感の基準にもなってくるかと思います。

 

画面割れに関しては、丁寧に丁寧に使っていても起こってしまうことはあります。

大切なのはリスクを減らすために滑りにくいケースをつけたりスマホリングをつけること、

また壊れてしまった時の為に補償に入っておくことをおすすめします。

 

どれがいいかわからないという方は知識豊富な店舗スタッフに是非ご相談ください。

ご来店心よりお待ちしております

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