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iPhoneのイヤホンから音が聞こえない原因と対処法!有線・無線別に解説
コラム 最終更新日: 掲載日:
iPhoneのイヤホンから音が聞こえない原因と対処法!有線・無線別に解説

音楽を聴いたり動画を観たりしようとした時に、iPhoneのイヤホンから音が聞こえなくて困った経験はありませんか?

iPhoneのイヤホンから音が聞こえなくなる場合、イヤホンやiPhone本体の故障ではなく、単純な原因で症状が出ているパターンが多くなっています。ですので、多くの場合は簡単な対処方法でイヤホンを聞こえるように改善することが可能です。

今回は、iPhoneのイヤホンから音が聞こえなくなった場合の原因を簡単にできる対処方法を、有線イヤホン・無線(ワイヤレス)イヤホン別に紹介します。

目次

iPhoneでイヤホンが認識されない/音が出ないときの基本チェック

iPhoneでイヤホンを接続しても音が聞こえない場合、故障を疑う前にまずは基本的な設定を確認しましょう。実は、設定や操作ミスなどのシンプルな原因で音が出ないケースが少なくありません。ここでは、最初に確認すべきポイントを紹介します

音量がゼロになっていないか確認する

iPhoneのイヤホンから音が聞こえない場合、最も多い原因は単純にiPhoneの音量がゼロになっているパターンです。

iPhoneでは、スピーカーの音量とイヤホンの音量は別になっており、スピーカーから音が鳴る状態でもイヤホンの音量設定がゼロになっていると、イヤホンから音は聞こえません。
イヤホンを接続した状態で本体横の音量ボタンで音量を上げるか、または「設定」→「サウンドと触覚」で音量を調整しましょう。

また、同様にiPhoneがマナーモードになっていたり、アプリの音量がミュートになっていたりすると音は聞こえません。

出力先(スピーカー/イヤホン)設定を確認する

iPhoneでは、Bluetoothイヤホンやスピーカーを使用したあとに有線イヤホンを接続すると、出力先が自動で切り替わらないことがあります。そのため、音がBluetooth側に出ていて「有線イヤホンが認識されていない」と感じるケースも。

出力先を確認するには、コントロールセンターを開き、再生中の音楽コントロール部分を長押しして「AirPlay」マークをタップします。そこに表示されている出力先が「iPhone」または「有線イヤホン」になっているか確認してください。

もしBluetoothデバイスに接続されたままの場合は、一度Bluetoothをオフにしてからイヤホンを再接続すると、正しく音が出ることが多いです。

イヤホンを認識しないとき、iPhone本体に問題がある場合の対処法

iPhoneの基本チェックを行ってもイヤホンの音が出ない場合は、端末自体の問題が関係している可能性があります。本体側のトラブルは、再起動やソフトウェアのアップデートで解決することが多いため、まずは簡単な対処法から試してみましょう。

iPhoneを再起動してみる

iPhoneの不調の多くは、再起動をすることで改善するケースがあります。再起動して、イヤホンから音が聞こえるか確認してみましょう。

再起動の手順は機種によって異なりますが、基本的には電源ボタンと音量ボタンを同時に長押しして「スライドで電源オフ」が表示されたらスライドさせ、電源が切れた後に再度電源を入れる方法です。再起動後にイヤホンを接続して音が出るか確認しましょう。

アプリやOSのアップデートを試してみる

アプリやOSのバージョンが古いために音が出ない可能性もあります。アプリ・OSのバージョンを確認して、最新のバージョンがリリースされている場合、アップデートを試してみるのも1つの方法です。まずは、使用している音楽・動画アプリや通話アプリ、OSが最新バージョンになっているか確認してください。

また、iOS自体が古い場合も不具合の原因になることがあります。設定アプリから「一般」→「ソフトウェア・アップデート」を開き、最新バージョンにアップデートできるか確認しましょう。アップデート後は、イヤホンを接続して正常に音が出るかを再度チェックしてください。

【有線イヤホン】が認識されない場合の対処法

ここからは、有線イヤホンと無線イヤホン別に対処法を紹介します。

有線イヤホンを接続しても音が出ない場合は、イヤホン自体や接続部分に問題があることが考えられます。有線イヤホンを使用している場合の、よくある原因と簡単にできる確認・対処法を紹介します。

イヤホン自体の故障や断線

長く使っているイヤホンやケーブルに負荷がかかると、内部で断線して音が出なくなることがあります。片方の耳だけ音が聞こえない場合や、ケーブルを軽く曲げると音が出る場合は断線の可能性が高いです。この場合は、別のイヤホンで試して正常に音が出るか確認してください。

また、接続不良やイヤホン自体の故障が疑われない場合は、iPhone以外のオーディオ機器にイヤホンを接続し、有線イヤホンが正常に動作しているかを確認してみましょう。

接続端子の汚れや劣化

イヤホンジャックやLightning端子が汚れていると、接触不良で音が出ないことがあります。端子部分にほこりやゴミが溜まっていないか確認し、柔らかい布や綿棒で優しく掃除してみましょう。また、端子の劣化によって接触不良が起きている場合は、修理や端子交換が必要になることもあります。

変換アダプタの不具合や正規品確認

Lightning端子用の変換アダプターを使用している場合、アダプター自体の不具合でイヤホンが認識されないことがあります。まずは正規品のアダプターを使用しているか確認しましょう。非正規品はiOSアップデート後に認識されなくなるケースもあります。可能であれば、別の正規品アダプターで試してみることをおすすめします。

【無線(ワイヤレス)イヤホン】が認識されない場合の対処法

続いて、無線(ワイヤレス)イヤホンを使っているケースです。

ワイヤレスイヤホンをiPhoneで使用する際、音が出ない原因はイヤホン自体や接続設定にあることがほとんどです。ここでは、Bluetooth接続やイヤホン側の状態に焦点を当て、簡単にできる対処法を紹介します。

Bluetooth接続の干渉や不具合

ワイヤレスイヤホンはBluetoothでiPhoneと接続しますが、周囲の電子機器やWi-Fiなどによる干渉で接続が不安定になることがあります。また、接続済みのデバイスが多すぎると、イヤホンが正しく認識されない場合もあります。

  • 「設定」→「Bluetooth」で、Bluetoothがオンになっているか
  • 使用したいBluetoothイヤホンが接続済みになっているか

Bluetoothがオンになっている場合でも、他のデバイスがBluetoothで接続されていると、音声が他のデバイスに流れてしまい、Bluetoothイヤホンから音が聞こえなくなるケースがあるため注意が必要です。

対処法としては、一度Bluetoothをオフにしてから再度オンにする、不要なペアリングを解除する、などが有効です。これで多くの場合は正常に接続できるようになります。

ワイヤレスイヤホンの充電切れや設定不良

ワイヤレスイヤホンを使用している場合、単純にイヤホンの充電が切れて音が聞こえなくなっているケースもあります。充電状態の確認方法はデバイスによって異なりますので、1度充電し直してから音が出るか確認してみるのもいいでしょう。必要であればフル充電してから接続してください。

また、イヤホン側の設定で自動電源オフや省電力モードがオンになっている場合も、接続できないことがあります。取扱説明書を確認して設定を適切に調整しましょう。

それでも音が出ない…症状別のトラブルシューティング

基本的なチェックや設定を見直しても音が出ない場合、症状ごとに原因が異なることがあります。ここでは、よくあるトラブルの対処法を紹介します。

イヤホンの接続表示はあるのに音が出ない

画面上ではイヤホンが接続されている表示になっているのに音が出ない場合は、アプリ側の不具合や出力設定が原因のことがあります。まずは別のアプリで音が出るか確認しましょう。アプリごとに音量設定が独立している場合もあるため、音量バーがゼロになっていないかも確認が必要です。

また、出力先がスピーカーや他のBluetooth機器に切り替わっている可能性もあります。コントロールセンターで再生先を確認し、「iPhone」または「接続しているイヤホン」に設定されているか確認しましょう。

片方のイヤホンからしか音が聞こえない

片方のイヤホンからしか音が聞こえない場合は、イヤホンの断線や接触不良が考えられます。有線イヤホンの場合はケーブルを軽く動かして音が出るか確認し、変化がある場合は断線の可能性が高いです。

ワイヤレスイヤホンの場合は、左右両方のイヤホンがペアリングされていないこともあります。一度ペアリングを解除して、再度両方をケースに戻し、再接続を行いましょう。ペアリングリセットを行うことで改善するケースもあります。

音飛びや途切れが発生する

ワイヤレスイヤホンの場合、通信環境が不安定だと音飛びや途切れが発生することがあります。周囲に多数のBluetooth機器があると電波干渉が起きやすいため、接続する機器を減らしたり、Wi-Fiの5GHz帯を避けるなどで改善することがあります。

また、iPhoneのバッテリー残量が極端に低いとBluetooth接続が不安定になることもあります。充電を十分に行ってから再接続してみてください。

iPhoneのイヤホンから音が出ない症状が改善されない場合は修理も要検討!

これまでにご紹介してきた対処法を試しても改善しない場合は、iPhone本体や端子に物理的な不具合が起きている可能性があります。その場合は、修理を検討しましょう。ここでは、修理を依頼する際の選択肢を紹介します。

Apple正規修理

Apple StoreやApple正規サービスプロバイダでは、純正パーツを使用した修理が受けられます。保証期間内であれば、無償または割引価格で対応してもらえることもあります。

ただし、事前予約が必要で修理完了まで数日かかることもあるため、急ぎの場合は早めに予約を取っておくのがおすすめです。

非正規修理業者

すぐに修理したい場合や費用を抑えたい場合は、街の修理業者などの非正規修理を検討するのも一つの方法です。軽度な接触不良や端子の清掃などであれば、最短即日で対応してもらえることもあります。

ただし、非正規店での修理はAppleの保証対象外となる場合があるため、保証条件や修理内容を事前に確認してから依頼しましょう。

まとめ

iPhoneのイヤホンから音が出ない場合は、意外と簡単な対処方法で症状を改善することができます。

ただし、中にはiPhone本体の故障や不具合によりイヤホンから音が聞こえなくなっている場合もあります。その場合は、ユーザーが自分で症状を改善させることは難しいでしょう。紹介した対処方法を全て試してみたのに症状が改善されない場合、iPhoneの修理や点検を検討する必要があります。

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