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iPhoneのバッテリーの減りが異常に早い!原因と今すぐできる5つの対処法
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iPhoneのバッテリーの減りが異常に早い!原因と今すぐできる5つの対処法

「朝フル充電したはずなのに、昼過ぎにはもう残りわずかになってしまった」iPhoneを毎日使う中で、こんな経験はありませんか?バッテリーの減りが早くなると、外出先で充電切れの不安に怯えたり、いざというときに連絡が取れなかったりと、日常生活に大きな支障をきたします。

バッテリーの劣化は避けられないものですが、その減りを加速させている原因は、実は使い方や設定にあるかもしれません。本記事では、iPhoneのバッテリーが早く減ってしまう3つの主な原因と、誰でも簡単に実践できる5つの対処法をご紹介します。

目次

なぜ?iPhoneのバッテリーが異常に早く減る3つの原因

iPhoneのバッテリーが異常に早く減ってしまうのには、主に3つの原因が考えられます。ご自身のiPhoneがどのケースに当てはまるか、チェックしてみてください。

バッテリーの劣化

1つ目の原因は、バッテリーそのものの劣化です。iPhoneに使われているリチウムイオンバッテリーは、充電と放電を繰り返すことで徐々に劣化が進みます。この劣化は、たとえiPhoneを使っていないときでも少しずつ進行し、時間が経つにつれて避けられない現象です。

一般的に、購入から2年〜3年ほどで最大容量が新品時の80%以下にまで低下し、充電の持ちが悪くなったと感じることが増えます。特に、1日に何度も充電を繰り返すような使い方をしていると、劣化のスピードはさらに早まります。

アプリやiOSによる電力消費

2つ目の原因は、アプリやiOSによる電力消費です。アプリがバックグラウンドで自動的に更新を行ったり、常に位置情報を取得したりする設定になっていると、目に見えないところでバッテリーを消費し続けます。

また、最新のiOSにアップデートした後、一時的にシステムの最適化が行われる過程で、通常よりも電力を多く消費する場合があります。さらに、SNSやゲーム、動画編集アプリなど、高負荷な処理を伴うアプリを長時間利用すると、短時間でバッテリーが大幅に減少してしまうことがあります。

使用環境

3つ目の原因は、iPhoneに負荷をかける使用環境です。バッテリーは高温や低温に弱いという特性があります。夏場の炎天下に長時間放置したり、充電しながらの高負荷なゲームをしたりすると、本体が発熱してバッテリーに大きな負担がかかります。

これにより、バッテリーの劣化が通常よりも早まるだけでなく、パフォーマンスの低下を招くこともあります。逆に、氷点下のような極端に寒い場所でも、バッテリーの性能が一時的に低下し、急に電源が落ちてしまうなどの不具合が発生することがあります。

今すぐできる!バッテリー消費を抑える5つの対処法

バッテリーの減りが気になり始めたら、まずは以下の5つの方法を試してみましょう。

バッテリーの状態と消費状況をチェックする

まずは、iPhoneのバッテリーがどのくらい劣化しているか、そしてどのアプリが電力を消費しているかを確認しましょう。この確認は、今後の対策を立てる上で非常に重要です。

  1. 「設定」>「バッテリー」を開く
  2. 「バッテリーの状態と充電」をタップ

「最大容量」を確認します。この数値が80%を下回っている場合は、バッテリーが物理的に劣化している可能性が非常に高いです。

また、「アクティビティ」チャートと、「アプリ毎のバッテリー使用状況」も確認しましょう。「バッテリー」の画面を下にスクロールし、「過去24時間」や「過去10日間」のバッテリー消費の内訳を確認します。ここで消費の多いアプリを特定できます。特定のアプリが突出して消費している場合は、そのアプリの利用頻度を見直すか、後述する設定を検討しましょう。

消費が多いアプリを使わないようにするだけでも、バッテリーの持ちは改善されるでしょう。

アプリのバックグラウンド更新と通知を制限する

アプリが裏側で自動的にコンテンツを更新したり、常に通知を送ってきたりする機能は、かなりの電力を消費します。たとえば、音楽の再生や位置情報の追跡などです。特に、多くのアプリでこれらの機能が有効になっていると、バッテリーは絶えず消費され続けます。

  1. バックグラウンド更新をオフ

    「設定」>「一般」>「Appのバックグラウンド更新」をタップし、不要なアプリの機能をオフにします。Wi-Fi環境のみで更新を行いたいのであれば、「Wi-Fi」を選択しましょう。

  2. 通知をオフ

    「設定」>「通知」から、通知が不要なアプリの項目を選び、「通知を許可」をオフにします。緊急性のない通知はオフにすることで、画面が点灯する回数が減り、バッテリー消費を抑えられます。

画面の明るさと自動ロック時間を最適化する

iPhoneの画面は、バッテリー消費の大部分を占めます。画面の明るさを見直すだけでも、節電効果が期待できるとされています。

  1. 画面の明るさの設定

    コントロールセンター(画面右上から下にスワイプ)を開き、画面の明るさを手動で調整します。必要以上に明るくしないことがポイントです。「設定」>「画面表示と明るさ」からも調整できます。

  2. 自動ロック画面の設定

    「設定」>「画面表示と明るさ」から「自動ロック」をタップし、画面が自動でオフになるまでの時間を「30秒」や「1分」など、短めに設定します。自動ロックの時間を短くすることで、画面の点灯時間を減らし、無駄な電力消費を防ぎます。

低電力モードを有効活用する

iPhoneには、バッテリー残量が少なくなったときに電力消費を自動で抑える「低電力モード」が搭載されています。このモードを有効にすると、バックグラウンドのアプリ更新や視覚効果などが一部制限され、バッテリーを長持ちさせることができます。

  1. 「設定」>「バッテリー」をタップ

    「設定」>「バッテリー」から「低電力モード」をオンにします。
    80%以上充電されると、低電力モードは自動でオフになります。

iOSを最新版にアップデートする

iOSのアップデートには、セキュリティの強化だけでなく、バッテリー消費の最適化や不具合の修正が含まれていることがよくあります。不具合による電力消費を防ぐためにも、常に最新の状態に保つようにしましょう。

  1. 「設定」>「一般」>「ソフトウェア・アップデート」をタップ

    利用可能なアップデートがあれば実行します。アップデートする際は、デバイスを電源につないでアップデートするか、パソコンに接続し、最新バージョンのiTunesを使ってアップデートしましょう。

自分でできる対策を試してもダメなら「バッテリー交換」を検討!

上記の対策をすべて試しても、バッテリーの持ちが改善されない場合は、バッテリーそのものが寿命を迎えている可能性が高いです。

特に、バッテリーの最大容量が80%を切っている場合は、早めのバッテリー交換をおすすめします。劣化したバッテリーを使い続けると、急なシャットダウンや本体の異常な発熱、最悪の場合はバッテリーの膨張による画面の浮き上がりや発火などの危険性も伴いかねません。安全にiPhoneを使い続けるためにも、専門家への相談を検討しましょう。

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