
iPhoneを充電ケーブルに挿しているのに充電されないと焦ってしまいますよね。
今や、iPhoneは生活に欠かせないツールですので、iPhoneが充電されずに充電切れになってしまうと生活に支障が出てしまいます。
しかし、iPhoneが充電されない原因は意外と単純なものも多く、基本的なポイントを確認していけば、すぐに解決できるケースもあります。
この記事では、iPhoneが充電されない原因を7つに整理し、それぞれの対処法を詳しく解説。さらに、修理が必要なケースやバッテリー劣化による症状への対応方法も紹介します。
- 目次
iPhoneが充電されない原因は主に7つ!当てはまる症状を確認しよう
iPhoneが突然充電されなくなると焦りますが、原因は1つとは限りません。まずは、よくある7つの原因を確認し、それぞれの症状に当てはまるかどうかをチェックしましょう。
- 充電ケーブルやアダプタに原因がある
- 充電ポートにホコリや異物がある
- iPhone本体に一時的な不具合がある
- iPhoneが高温または低温になりすぎている
- 充電を続けても80%までしか充電されない
- ワイヤレス充電の場合、ケースやアクセサリが干渉している
- ワイヤレス充電器の置き方が正しくない
次の章からそれぞれの詳しい対処法を紹介します。
iPhoneが充電されないときの対処法【まず試すべき項目】
iPhoneが充電されない時には、意外と単純なことが原因となっているケースがあります。まずは、iPhoneが有線で充電できないときに試すべき基本的な対処法を紹介します。簡単なチェックで解決することも多いので、順番に確認してみましょう。
充電ケーブルやアダプタに原因がある場合の対処法
iPhoneが充電されない原因として、充電ケーブルがきちんと挿さっていないパターンが非常に多いです。
- iPhone本体から充電ケーブルを外す
- コンセントからACアダプターを外す
- ACアダプターからUSBケーブルを外す
- すべてつなぎ直す
きちんと挿さっているように見えても、実はきっちり挿さっていないパターンは少なくありません。一度すべての接続を外してからつなぎ直すようにしましょう。
また、充電ケーブルの断線が原因で充電されない場合、充電ケーブルを替えて症状が改善することがあります。
電子機器の不具合の場合、消去法で問題のある箇所を特定していくステップが大切です
充電ポートにホコリや異物がある場合の対処法
iPhoneの充電ポートには、ポケットのゴミやホコリが溜まりやすく、充電ケーブルが正しく接続されなくなる原因となります。
ポート内部をライトで確認し、異物がある場合は、つまようじやSIMピンの先にティッシュを巻いたものなどで、優しく取り除いてください。
金属製のピンや濡れた綿棒などは、故障の原因となるため使用しないようにしましょう。
iPhone本体に一時的な不具合がある場合の対処法
iPhoneの多くの不具合は、再起動することで解消されるケースがあります。
また、iOSのバージョンが古い場合、iOSをアップデートすることで症状が改善される可能性もあります。
iPhoneが高温または低温になりすぎている場合の対処法
iPhoneは、内部温度が著しく高くなったり低くなったりすると、バッテリーの安全を守るために充電を一時的に停止する仕様になっています。
直射日光の下や寒冷地では、端末が熱くなったり冷たくなりすぎることがあります。室温に戻してから再度充電を試みてください。
充電中は風通しの良い場所に置くのも有効です。
充電を続けても80%までしか充電されない場合の対処法
iOSには「バッテリー充電の最適化」という機能があり、80%で充電が一時停止することがあります。これはバッテリーの寿命を延ばすための仕様ですが、すぐにフル充電したい場合は設定を一時的に変更することで解除可能です。
設定アプリで「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」→「バッテリー充電の最適化」をオフにしてみましょう。
ワイヤレス充電ができないときの対処法
ワイヤレス充電がうまくいかない場合も、いくつかの原因が考えられます。まず、ワイヤレス充電に対応している機種なのに充電されない場合は、有線で充電できるかどうかを試してみましょう。有線での充電ができるなら、ワイヤレス充電器の不具合が予想されます。
ここでは、ケースや充電器の設置方法、そもそも機種が対応しているかといった観点から確対処法を紹介します。
ケースやアクセサリが原因の場合の対処法
iPhoneをケースに入れたままだと、素材や厚みによってワイヤレス充電が妨げられる場合があります。特に金属製や分厚いケースは要注意です。
まずはケースを外して充電してみましょう。また、マグネットや指リング付きのアクセサリも干渉する可能性があるため、外した状態で再度確認するのがおすすめです。
ワイヤレス充電器の置き方が正しくない場合の対処法
ワイヤレス充電器は、iPhoneの背面中央と正確に位置が合っていないと充電が開始されません。充電器の中心にiPhoneをしっかりと置き、LEDインジケーターが点灯しているかを確認しましょう。
うまく反応しない場合は、一度iPhoneを取り外し、位置を調整してから再度設置してみてください。
iPhoneがワイヤレス充電に対応していない場合の対処法
iPhoneの機種によっては、ワイヤレス充電(Qi規格)に対応していないものもあります。iPhone 8以降のモデルは基本的に対応していますが、それ以前の機種は対応していません。
設定アプリの「一般」→「情報」からモデル名を確認し、Apple公式サイトで対応状況を確認しましょう。対応していない場合は、有線充電を使うしかありません。
「充電マークは出るのに充電されない」ときの対処法
iPhoneをケーブルにつなぐと、「充電マークは表示されるのにバッテリーが増えない」という場合もあります。このような症状は、ソフトウェアの不具合や、ケーブル・アダプタの異常が関係している可能性があります。以下の項目を確認してみましょう。
まずはiPhoneを再起動してみてください。一時的な不具合であれば、これだけで解決することもあります。
また、ケーブルやアダプタを別のものに替えてみるのも有効です。純正品やMFi認証のあるものを使うようにしましょう。
さらに、iPhoneのiOSが最新バージョンになっているかも確認してください。アップデートによって改善されるケースもあります。
対処法を試しても「充電されない問題」が解決しない場合
上記の対処法をすべて試してもiPhoneが充電されない場合、iPhone本体やバッテリー本体にに問題がある可能性が高いです。修理が必要になった場合は、Apple Store、またはiPhone修理業者に依頼しましょう。
Apple Storeでの修理
Apple Storeで交換する場合、Appleの保証「AppleCare+」に加入しているかどうかで費用が異なります。
AppleCare+加入時 | AppleCare+未加入 | |
---|---|---|
バッテリー交換費用 | 0円 | 11,200円~19,400円(税込) ※機種による |
AppleCare+に加入している場合、バッテリー容量が本来の80%未満に劣化した時点でのバッテリー交換の費用は無償です。
AppleCare+に加入するには月額580円~1,480円が必要ですので、万が一の故障・不具合のために加入しておくのも安心ですね。
未加入の場合や、AppleCare+保証対象外の場合は、機種ごとに費用がかかります。
Apple Storeでの修理は予約が必要な場合が多いため、事前にAppleのサポートページやアプリから来店予約をしておきましょう。
iPhone修理業者での修理
街中にあるiPhone修理業者でもバッテリー交換を依頼できます。AppleCare+に未加入の場合、Apple Storeでの修理よりもiPhone修理業者に依頼した方が安くなるケースは少なくありません。費用は4,000円〜14,000円前後が一般的ですが、店舗によって差があるため、事前に見積もりを確認すると安心です。
また、iPhone修理業者は近年増えており、Webで宅配修理の業者を検索することも可能です。即日対応や予約不要の店舗も多く、急ぎのときには便利です。
エリアによっては、Apple Storeが近くにないケースもありますので、近くにiPhone修理業者があるか探しておくのも安心ですね。
充電されても、フル充電できない・すぐに電池が減るのはバッテリー劣化かも?
一応充電はできるものの、フル充電にならなかったり、充電してもすぐにバッテリーが減ったりする場合、バッテリーの劣化が進んでいる可能性があります。iPhoneのバッテリーは消耗品であり、長く使うことで性能が低下していきます。
バッテリーの状態は「設定」アプリの「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」から確認可能です。

ここに表示される「最大容量」が80%未満になっている場合は、バッテリーの交換時期といえます。iPhoneの動作が重く感じられる場合も、バッテリーが原因のことがあるため、早めの対応を検討しましょう。
iPhoneの充電トラブルを防ぐために知っておきたい注意点
日常的に少し注意するだけで、iPhoneの充電トラブルは未然に防げます。以下の3つのポイントを押さえて、バッテリーや充電機器を長持ちさせましょう。
純正・認証済みアクセサリを使う
Apple純正やMFi認証を受けたケーブル・アダプタを使用することで、過電流や異常発熱などのトラブルを防げます。安価な非認証品は故障のリスクが高く、バッテリー劣化を早める原因になるため注意しましょう。
充電しながらの使用を控える
iPhoneを充電しながらゲームをしたり動画を見続けたりすると、端末の温度が上昇しやすくなります。これが原因でバッテリーの消耗が早まったり、充電が途中で止まったりすることもあります。できるだけ充電中は使用を控えるようにしましょう。
過充電・過放電を避ける
iPhoneはフル充電や完全放電を繰り返すとバッテリーの寿命に悪影響を及ぼします。残量が20%〜80%の範囲で保たれるよう意識しながら使うことで、バッテリーへの負担を減らせます。毎晩100%になるまで充電し続けるのではなく、必要な分だけこまめに充電するのが理想的です。
まとめ:iPhone本体の不具合で充電されない場合は修理を依頼しよう
iPhoneが充電されない原因の多くが、充電ケーブルの接続の不備や、充電ケーブルの劣化・破損です。
また、充電ケーブルを挿しても「充電中」のステータスに変わらずiPhoneが全く充電されないのか、充電はされるもののフル充電されない・すぐにバッテリー残量がなくなってしまうのか、と、症状を特定することも重要です。
バッテリーが劣化していないのにiPhoneが充電されない場合、充電コネクタや内部回路の破損の可能性もあります。
iPhoneの故障やiPhone修理なら、iCrackedへご相談ください。