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iPhoneのリンゴマークが点滅!原因と自分でできる対処法を徹底解説
コラム 最終更新日: 掲載日:
iPhoneのリンゴマークが点滅!原因と自分でできる対処法を徹底解説

「リンゴマークが点いたり消えたりを繰り返して、ホーム画面に進めない」このような症状に陥り、お困りではないでしょうか。iPhoneの起動時に表示されるAppleのロゴ、通称「リンゴマーク」が点滅し続けるこの不具合は、一般的に「リンゴループ」と呼ばれています。

本記事では、iPhoneのリンゴマークが点滅する主な原因と、ご自身で試せる具体的な対処法をご紹介します。

目次

なぜ起こる?リンゴマークが点滅する主な原因

リンゴマークが点滅する、いわゆる「リンゴループ」(起動時のロゴ表示から先へ進めない/点滅・再起動を繰り返す現象)に陥る原因は、大きく分けて「ソフトウェア」に起因するものと「ハードウェア」に起因するものがあります。

まずはご自身のiPhoneがどの状況に近いか、原因の当たりをつけましょう。

原因の分類 具体的な内容
ソフトウェアが原因の場合
  • iOSのアップデート失敗
  • システムファイルの破損
  • 特定のアプリとの互換性の問題
  • ストレージ容量の極端な不足
ハードウェアが原因の場合
  • バッテリーの著しい劣化・故障、水没による内部基板の腐食やショート
  • 落下などの衝撃による物理的な損傷(基板、各種パーツ)
  • フロントカメラやセンサーなど部品の故障

リンゴマークの点滅が起きた際に自分でできる対処法

リンゴマークの点滅が起きた際、修理に出す前にまずはご自身で試せる対処法を、簡単なものから順にご紹介します。ただし、一部の操作はiPhone内のデータが消去される可能性があるため、手順をよく確認しましょう。また、可能であればバックアップを取っておくことをおすすめします。

対処法1:SIMカードを抜いて起動してみる

意外かもしれませんが、通信系の不具合が起動を妨げているケースがあります。iPhoneの電源を一度オフにしてからSIMカードを抜き、再度電源を入れてみてください。これで正常に起動した場合は、SIMカードや通信関連のシステムに問題があった可能性があります。

対処法2:強制再起動を試す

システムの一時的な不具合であれば、強制再起動で改善される場合があります。通常の再起動とは異なり、フリーズしたiPhoneを強制的にリフレッシュさせる方法です。モデルによって手順が異なるため、使用している機種に合わせてお試しください。

iPhoneのモデル別:強制再起動の方法

  • iPhone 8以降
    1. 音量を上げるボタンを短く押して、すぐに放します。
    2. 次に、音量を下げるボタンを短く押して、すぐに放します。
    3. Appleのロゴが画面に現れるまで、本体右側にあるサイドボタンを長押しします。ロゴが表示されたらボタンから指を放しましょう。
  • iPhone 7
    1. 音量を下げるボタンと、電源ボタンを同時に長押しします。
    2. Appleのロゴが表示されたら、両方のボタンを放してください。
  • iPhone 6s以前およびiPhone SE(第1世代)
    1. 電源ボタンと、ホームボタンを同時に長押しします。
    2. Appleのロゴが表示されたら、両方のボタンを放します。

対処法3:リカバリーモードでiOSをアップデートする

強制再起動で改善しない場合、パソコンを使ってiOSをアップデートする方法があります。この方法は、データを消去せずにOSの不具合だけを修正できる可能性があるため、初期化の前に試す価値があります。

必要なもの

  • パソコン(MacまたはWindows)
  • LightningまたはUSBケーブル

手順

  1. パソコンの準備

    Mac: macOSの場合はFinderを使用します。
    Windows: iTunesをインストールし、最新バージョンにアップデートしてください。

  2. iPhoneをリカバリーモードにする

    iPhoneとパソコンをケーブルで接続します。接続した状態で、前述の「強制再起動」と同じボタン操作を行いますが、Appleロゴが表示されてもボタンを放さず、パソコンとケーブルのマークが表示されるまで押し続けてください。これがリカバリーモードの画面です。

  3. パソコンで「アップデート」を選択

    パソコンのFinderまたはiTunesに「iPhoneに問題があります。“アップデート”または“復元”を必要としています。」というメッセージが表示されます。ここで「アップデート」を選択してください。iOSの再インストールが開始されます。

対処法4:リカバリーモードで初期化(復元)する

アップデートでも解決しない場合、最終手段としてiPhoneを工場出荷時の状態に戻す「復元(初期化)」を試します。この操作を行うと、iPhone内の写真、連絡先、アプリなどのデータはすべて消去されます。 事前にバックアップがない場合は、データを取り戻せなくなるため、実行は慎重に判断してください。

手順は、対処法3の「3.」で「復元」を選択しましょう。復元が完了すると、iPhoneは新品購入時と同じ状態になります。

対処法を試しても改善しない場合

ここまで紹介した方法をすべて試してもリンゴマークの点滅が直らず繰り返される場合、原因はソフトウェアではなく、ハードウェア(本体部品)の故障である可能性が非常に高いです。特に、以下のようなケースはハードウェアの故障が強く疑われます。

  • 過去に水没させたり、落下させたりしたことがある
  • リカバリーモードでアップデートや復元を試みても、エラーが表示されて完了しない
  • パソコンがiPhoneを全く認識しない

ハードウェアの故障は、部品の交換や基板の修理が必要となるため、ご自身で分解して直すのは極めて困難です。無理に分解しようとすると、かえって状態を悪化させ、修理不可能な状態に陥るリスクもあります。

このような場合は、速やかに専門の修理店へ相談するのが最も安全で確実な解決策です。

iPhoneのトラブルはiCrackedへ

自分でできる対処法を試しても治らない場合は、ぜひiCrackedにご相談ください。

iCrackedでの修理はお客様の目の前で行うため、作業の流れをすべて確認でき、安心してお任せいただけます。また、修理の際はデータ領域に触れることなく作業を進めるため、ほとんどの場合は大切なデータをそのまま残した状態で完了します。さらに、厳しい基準をクリアした高品質なパーツのみを使用しており、品質も安心です。

リンゴマークの点滅が直らない場合はもちろん、画面割れやバッテリー交換など、iPhoneに関するあらゆるトラブルに対応しています。お近くのiCracked店舗へ、ぜひお気軽にご相談ください。

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