スマホを利用している時に、iPhoneに「ハッキングされました」という警告文が突然表示される報告が増えているようです。急に警告が表示されても、決して慌てて指示に従わないことが重要です。この記事では、iPhoneに「ハッキングされました」と表示された場合の注意点と対処法を詳しく解説します。
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iPhoneの「ハッキングされました」の警告文はほとんどが偽物
iPhoneで「ハッキングされました」という警告文が表示された場合、ほとんどが偽の警告文で、詐欺の可能性が高いです。偽のハッキング警告は、ユーザーを騙して不安にさせ、金銭をだまし取ったり、個人情報を盗んだりすることを目的としています。これらの警告文の多くは、派手なデザイン、不自然な日本語、緊急性を過度に煽る文面、個人情報や金銭を要求する、URLが正規のものではないといった特徴があります。さまざまな文面や手口がありますが、典型的なパターンは以下の通りです。
「ハッカーに追跡されています！」
「アカウントをハッキングする試みが〇回見つかりました」
「今すぐ対応しないと危険です」
「〇分以内に解決されない場合、ハッカーに身元が明かされます」
「ブロックを解除するには個人情報の登録が必要です」
危険なウェブサイトにアクセスしようとした際に、Safariが「詐欺・虚偽Webサイトの警告」として表示する赤い画面の警告は本物の警告文で、サイトへのアクセスをブロックするものです。「設定」アプリ内に表示されるパスワード漏洩に関する勧告や、安全性の低いWi-Fiへの接続しようとした際に表示される警告が出た場合も、パスワードを速やかに変更したり、接続を切断したりする対策が必要です。
iPhoneに「ハッキングされました」という警告が表示された場合の対処法
iPhoneに「ハッキングされました」という警告文が表示された際の対処法を解説します。/p>
すぐにブラウザを閉じる
ハッキング警告文が表示されている画面のどのボタンもタップせず、すぐそのタブを閉じてください。タブが閉じられない場合や、画面全体に表示されている場合は、アプリの強制終了を行うことで、警告文は削除できます。
ブラウザアプリの強制終了は以下の手順になります。
- iPhone 5、6、7、8、SEの機種
- ホームボタンを2回タップ
- 警告が表示されているアプリのサムネイルを上にスワイプ
- iPhone X、11、12、13 以降の機種
- ホーム画面下部から上にスワイプして画面中ほどで指を止める
- 警告が表示されているアプリのサムネイルを上にスワイプ
ブラウザのキャッシュやCookieを削除する
ブラウザのキャッシュには閲覧したページのデータが一時的に保存されていることがあり、再度ページを訪れた際にまた警告文が表示されてしまう可能性があります。また、悪意のあるサイトが保存した可能性のあるCookieや追跡情報が残っている場合もあるため、キャッシュやCookieを削除する必要があります。
- 「設定」アプリを開く
- 「アプリ」→「Safari」を開く
- 「履歴と Web サイトデータを消去」をタップ
不審なアプリを削除する
もし身に覚えのない不審なアプリがインストールされているようなら、すぐに削除しましょう。
- 不要なアプリの削除
- ホーム画面またはアプリライブラリで削除したいアプリを長押し
- 表示されたメニュー「アプリを削除」をタップ
設定アプリの「一般」→「iPhoneストレージ」のアプリ一覧からも、不審なアプリの削除が行えます。
不要なプロファイルを削除する
身に覚えのないプロファイルがインストールされている場合、悪質なアプリや監視ツールがインストールされている可能性があります。すぐに削除してください。
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」→「VPNデバイス管理」を開く
- 不要なプロファイル→「プロファイルを削除」を選択
iOSをアップデートする
iOSやアプリを最新の状態にアップデートすることで、セキュリティ脆弱性の修正がなされることがあるため、セキュリティ対策としても、常に最新の状態に更新しておくことが大切です。
iOSを最新の状態にアップデートする手順です。
- 「設定」アプリ→「一般」を開く
- 「ソフトウェアアップデート」をタップ
- 「今すぐインストール」でアップデート
公共のWi-Fiに接続しない
偽の警告文が出た場合は、まずネットワーク接続を切断して、情報の送受信を防ぐ必要があります。「設定」でWi-Fiやモバイル通信をオフにする方法もありますが、一番簡単なのは機内モードをオンにする方法です。Wi-Fiとモバイルデータ通信の両方を一度に切断できます。また、誰でも利用できる、セキュリティ面でリスクを伴う公共のWi-Fiは、再発防止のためにも、できるだけ利用を避けるようにしましょう。
パスワードやセキュリティを強化する
偽の警告文が表示された際に、パスワードやセキュリティ設定を強化することは、とても有効な対策です。Apple IDやその他のオンラインアカウントのパスワードを長くて複雑なものに変更したり、2ファクタ認証（二段階認証）を有効化したりして、不正ログインや二次被害、情報漏洩を防ぐことが重要です。
iPhoneのハッキングが疑われる場合は
上記対処法では、iPhoneの動作不良が解消されない場合は、ハッキング、または端末自体の故障の可能性があります。ハッキングされているか心配、動作の不具合が改善しない時は、一度専門の修理店で診断してもらうことをおすすめします。iPhone修理なら、ぜひiCrackedへご相談ください。