
iPhoneの画面に少しだけひび割れがあっても、「操作はできるし、とりあえずこのまま使おう」と考える人も少なくありません。しかし、その判断が、後々さらに大きなトラブルを引き起こす可能性があるのです。たかが画面割れと軽視していると、怪我をしたり、iPhoneが完全に使えなくなってしまったりする危険性も潜んでいます。
本記事では、iPhoneの画面が割れたまま使い続けることの具体的なリスクを解説し、いざという時の応急措置、そして最適な修理先の選び方までご紹介します。
- 目次
iPhoneの画面が割れたまま使う5つのリスク
ひびが入った画面は、見た目の問題だけではありません。あなたの身体やiPhone本体に、さまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。
リスク1:指や顔を怪我する危険性
割れたガラスの破片は、非常に鋭利です。操作中に指先を傷つけるだけでなく、通話中に頬や耳を傷つける危険もあります。特に、小さなお子さんがいるご家庭では、お子さんが触って怪我をするリスクも考えられ、大変危険です。
リスク2:症状の悪化とさらなる故障
最初は小さなひび割れでも、使い続けるうちに圧力がかかり、割れが広がっていきます。また、ガラスの隙間から水分やホコリが入り込みやすくなり、以下のようなより深刻な故障を引き起こす原因となります。
- 液晶の表示不良
- タッチ操作の不具合
- 水没と同じ状態になる
ほんの少しのひび割れが、最終的に高額な修理費用や本体の買い替えにつながる可能性があるのです。
リスク3:ゴーストタッチによる誤作動
特に深刻なリスクがゴーストタッチです。画面割れが内部のタッチセンサーに影響を及ぼすと、「ゴーストタッチ」と呼ばれる現象が起こることがあります。これは、触れていないのにiPhoneが勝手に操作されてしまう症状です。
- 勝手に電話をかけてしまう
- LINEやメールを誤送信してしまう
- アプリを勝手に購入・削除してしまう
- パスコードを何度も間違えて入力し、iPhoneがロックされる
意図しない操作で個人情報が流出したり、iPhoneが使用不能になったりする危険な状態です。
リスク4:視力の低下
ひび割れた画面は光を乱反射させるため、非常に見えにくくなります。見えにくい画面を長時間見続けると、目に大きな負担がかかり、眼精疲労や視力低下の原因となる可能性があります。
リスク5:下取りや売却時の価値が大幅に下落
将来的に機種変更を考えている場合、画面が割れていると下取り価格や買取価格が大幅に下がってしまいます。場合によっては、価格がつかない「ジャンク品」扱いになることも少なくありません。修理費用を惜しんだ結果、かえって損をしてしまうケースも多いのです。
画面が割れてしまった!修理に出すまでの応急措置
画面が割れてしまったら、できるだけ早く修理に出すのが最善です。しかし、すぐに修理に持っていけない場合のために、被害を最小限に抑えるための応急措置をご紹介します。
これらの方法は、あくまで一時的な対策です。根本的な解決にはならず、使い続けることでリスクが高まることに変わりはありません。
応急措置1:保護フィルムやラップで飛散を防ぐ
これ以上ひび割れを広げない、ガラス片で怪我をしないために、画面全体を保護フィルムで覆いましょう。手元にフィルムがない場合は、食品用ラップをきれいに貼り付けても効果があります。これにより、一時的にガラスの飛散を防ぎ、水分やホコリの侵入をある程度防ぐ効果も期待できます。
応急措置2:データのバックアップを最優先で実行する
画面が割れていても操作ができるうちに、必ずデータのバックアップを行ってください。症状が悪化してタッチ操作ができなくなったり、電源が入らなくなったりすると、大切なデータを取り出せなくなる可能性があります。
- iCloudでバックアップ
Wi-Fi環境があればiPhone単体で簡単にバックアップできます。
- パソコンでバックアップ
iTunes(Windows)またはFinder(Mac)を使えば、より確実に全データを保存できます。
万が一に備え、最優先で実行しましょう。詳しいバックアップ方法については、以下の記事を参考にしてください。
割れたまま放置はNG!画面割れの修理先の選び方
iPhoneの画面が割れてしまったときの修理先は、主に「Apple Store」「正規サービスプロバイダ」「第三者修理店」の3つの選択肢があります。それぞれにメリットやデメリットがあり、自分の状況に合わせて選ぶことが大切です。
Apple Store
Apple Storeは純正部品を使用し、メーカー直営ならではの安心感がありますAppleCare+の保証も適用されるため、品質面では最も信頼できる修理先といえます。ただし、予約が必須で取りにくいことや、修理費用が高額になる場合がある点がデメリットです。
正規サービスプロバイダ
正規サービスプロバイダは、Appleの認定を受けた修理業者です。こちらも純正部品を使用しています。ただし、予約が必要な場合が多く、修理内容によっては預かり修理になることもあります。近くにApple Storeがないけれど、正規の修理を受けたい人に向いています。
非正規修理店
非正規修理店は、予約なしで即日修理に対応している店舗が多く、データを消さずに修理できる可能性が高いです。費用も比較的安価で済むことが多いですが、修理品質や使用部品は店舗によって異なるため、信頼できる業者を選ぶことが重要です。すぐに直したい人、費用を抑えたい人におすすめです。
iPhoneの画面割れたはそのままにせず、信頼できるプロへ相談を
iPhoneの画面割れは、見た目の問題だけでなく、怪我やさらなる故障、データの損失につながる深刻なトラブルです。操作ができるからといってそのまま放置せず、できるだけ早く対処することが、結果的に時間も費用も節約することにつながります。
iCrackedは、「総務省登録修理業者」として、厳しい基準をクリアした高品質な部品と技術で、安心・安全な修理サービスを提供しています。お客様の大切なデータを守ることを最優先に考え、データを消さずに即日修理が可能です。もしiPhoneの画面割れでお困りなら、iCrackedにぜひお任せください。
