
「通勤中に楽しみにしていたドラマが見られない」「友人から送られてきた動画が再生できない」など、iPhoneで動画が再生できず、困った経験はありませんか?
今やiPhoneでの動画視聴は、生活に欠かせない楽しみの一つです。だからこそ、突然動画が見られなくなると、大きなストレスを感じてしまうことも多いのではないでしょうか。iPhoneで動画が再生できなくなる原因は、意外とシンプルな通信環境の問題からソフトウェアの不具合、さらにはiPhone本体の故障まで多岐にわたります。
本記事では、iPhoneで動画が再生できない場合に考えられる原因を分かりやすく解説し、ご自身ですぐに試せる対処法をご紹介します。
- 目次
なぜ?iPhoneで動画が再生できない主な原因
動画が再生できないと、つい「iPhoneが壊れたのでは?」と焦ってしまいますが、まずは落ち着いて原因を探ることが大切です。原因を正しく特定できれば、適切な対処法を素早く見つけられます。
iPhoneで動画が再生できないときは、さまざまな原因が考えられます。主に「通信環境」「ソフトウェア」「動画ファイル自体」「ハードウェア」の4つのカテゴリーに分けて確認してみましょう。
通信環境の問題
まず、通信環境の問題が原因の場合です。Wi-Fiの電波が弱かったり、接続が不安定だと動画が途切れたり再生されなかったりします。また、モバイルデータ通信を利用している場合は、速度制限にかかっている可能性もあります。さらに、機内モードがオンになっていると、通信が完全に遮断されるため動画は再生できません。
ソフトウェアの問題
次に、ソフトウェアの問題もよくある原因です。iOSのバージョンが古いと、最新アプリや動画形式に対応できず不具合が起きることがあります。YouTubeやブラウザなどアプリ側の一時的な不具合、iPhoneのストレージ不足、ブラウザのキャッシュの蓄積も、再生不良の一因となります。
動画ファイル自体の問題
動画ファイル自体の問題であるケースもあります。たとえば、動画ファイルの形式がiPhoneで再生できない形式だったり、データ自体が破損していると、再生が途中で止まったりエラーが表示されたりします。
ハードウェア(本体)の問題
最後に、ハードウェア(本体)の問題が考えられる場合です。画面の故障やスピーカーの不具合、水没などによる内部基板の損傷が原因で、映像や音声が正しく再生されないこともあります。
このように、原因はさまざまです。まずは自分の状況がどれに当てはまるか、次の章で紹介する対処法を試しながら確認していきましょう。
【原因別】今すぐ試せる9つの対処法
ここからは、動画が再生できない原因ごとに対処法をご紹介します。
対処法①:Wi-Fiのオン/オフを切り替える
Wi-Fiに接続しているのに動画が再生できない場合、接続が不安定になっている可能性があります。コントロールセンターを開き、Wi-Fiアイコンを一度タップしてオフにし、数秒待ってから再度オンにしてみましょう。これだけで接続が安定し、問題が解決する場合があります。
対処法②:モバイルデータ通信を確認する
Wi-Fi環境がない場所では、モバイルデータ通信を利用します。契約しているプランのデータ容量を使い切ってしまい、通信速度が制限されている(いわゆる「ギガ不足」)状態では、動画の読み込みが非常に遅くなったり、再生できなくなったりします。契約キャリアのマイページなどで、データ残量を確認してみてください。
対処法③:機内モードのオン/オフを試す
機内モードを一度オンにし、再びオフにすると、通信関連の機能がリフレッシュされ、接続が改善される場合があります。この操作もコントロールセンターから簡単に行えます。
対処法④:iPhone本体を再起動する
多くの不具合は、iPhoneを再起動するだけで解消されます。電源を一度完全にオフにし、少し時間をおいてから再び電源を入れることで、メモリがリフレッシュされ、システムの一時的なエラーが解消される場合があります。これは最も簡単で効果的な対処法の一つなので試す価値があります。
| 機種 | 強制再起動の手順 |
|---|---|
| iPhone 8 以降 (iPhone SE 第2・第3世代含む) |
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| iPhone 7 / 7 Plus |
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| iPhone 6s 以前 (iPhone SE 第1世代含む) |
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対処法⑤:アプリの再起動・アップデート
特定のアプリ(例:YouTubeアプリ)でのみ動画が再生できない場合は、そのアプリに問題があると考えられます。一度アプリを完全に終了させてから、再度開いてみましょう。 また、App Storeでアプリが最新のバージョンにアップデートされているか確認しましょう。古いバージョンのままだと、不具合が発生しやすくなります。
対処法⑥:iOSを最新バージョンにアップデートする
iPhoneのOSであるiOSが古いバージョンのままだと、セキュリティの問題やアプリとの互換性の問題で、動画が正常に再生されない場合があります。
設定アプリを開き、一般>ソフトウェア・アップデートをタップし、最新のiOSがあれば、画面の指示に従ってアップデートを実行しましょう。アップデートには時間がかかる場合があるため、Wi-Fi環境があり、充電が十分な状態で行うことをお勧めします。
対処法⑦:iPhoneのストレージ空き容量を確保する
iPhoneのストレージ容量が不足していると、システム全体の動作が不安定になり、動画の再生にも影響が出る場合があります。不要な写真や動画、使っていないアプリなどを削除して、空き容量を確保しましょう。
設定アプリを開き、一般>iPhoneストレージをタップすると、現在の使用状況を確認できます。容量が少ない場合は、空き容量を増やす方法を検討してみてください。目安として、最低でも数GBの空き容量があると安心です。
対処法⑧:ブラウザのキャッシュをクリアする
Safariなどのブラウザで動画を視聴している場合、溜まったキャッシュ(一時データ)が原因で不具合が起きている可能性があります。
設定アプリを開き、アプリ>Safari>「履歴とWebサイトデータを消去」をタップでキャッシュをクリアできます。この操作を行うと、閲覧履歴やCookie、その他のブラウズデータがすべて削除されるのでご注意ください。
対処法⑨:他の動画が再生できるか試す
YouTubeや他のWebサイトなど、別の動画が問題なく再生できるか試してみてください。もし他の動画は正常に再生できるのであれば、問題の原因はiPhone本体ではなく、再生しようとしていた動画ファイルにある可能性が高いです。ファイルが破損している、またはiPhoneが対応していない特殊なファイル形式(.wmvや.aviなど)の場合が考えられます。
iPhoneの修理ならiCrackedへご相談ください
iPhoneで動画が再生できない場合、通信環境の見直しや再起動など、簡単な操作で解決することも多いですが、さまざまな対処法を試しても改善しない場合は、iPhone本体の故障が疑われます。
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