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iPhoneのバッテリー交換は意味ないの?効果がないと感じる原因と対策
コラム 最終更新日: 掲載日:
iPhoneのバッテリー交換は意味ないの?効果がないと感じる原因と対策

iPhoneのバッテリー交換をしたのに意味がなかったと感じてしまうことがあります。それはどういう場合でしょう。

バッテリーは経年劣化していくので、いつかは寿命を迎えます。バッテリーが寿命を迎えた場合は、iPhoneを買い替えるかバッテリー交換するしかありません。
バッテリー交換をしないとパフォーマンスが発揮できなくなり、不便を感じることが多くなるからです。

こちらでは、iPhoneのバッテリー交換は意味がないと感じてしまう原因と対策について解説しています。

目次

iPhoneのバッテリー交換は意味がない?

まずは、バッテリー交換が効果的なケースとそうでないケースを見ていきましょう。

iPhoneのバッテリー交換をする意味あり!得られるメリット

バッテリー交換には確かな意味があります。特に、バッテリーの最大容量が80%を切っていたり、使用から2年以上が経過していたりする場合、新しいバッテリーに交換することで本来のパフォーマンスが回復します。充電の減りが早くてイライラしていた方も、ストレスなく使えるようになるでしょう。

場合によっては、意味がないと感じることもある

一方で、バッテリー交換をしても期待した効果が得られず、「意味がなかった」と感じる方もいます。たとえば、iOSの不具合や、そもそも本体性能の限界が原因である場合など、バッテリーを交換しても症状は改善しません。また、バッテリー交換後も充電の使い方や環境によっては、バッテリーの劣化が早まってしまいます。

iPhoneのバッテリー交換の意味がないと感じるケース

バッテリー交換が意味無いと感じるのは、バッテリーの駆動時間が交換前と変わらない場合です。そのような場合には、いくつかの原因が考えられます。

バッテリー交換のタイミングが早い

バッテリー交換の目安でもお伝えしていますが、最大容量80%未満かバッテリーが劣化している場合に交換するのが良いタイミングとされています。

しかし、最大容量が88%、90%あるのに交換した場合などの早いタイミングで交換すると、駆動時間が長くなったとは感じられないかもしれません。

iOSの不具合

最新のiOSにアップデートをしていない場合に、バッテリーの持ちが上手く行かない場合があります。その場合は、最新のiOSにアップデートしてください。
また、iOS16アップデートの症状として表れることがありましたが、iOSの不具合によって、バッテリーの消耗が激しい、最大容量が激減してしまうということがあります。
iOSの不具合で改善されないこともありますが、バッテリーリフレッシュを行うことで解決することがあります。
詳しいバッテリーリフレッシュ方法については関連コラムで解説しています。

交換したバッテリーに問題がある

バッテリー交換をしてから、1,2ヵ月くらいしか経過していないのに、バッテリーの消耗が激しい、最大容量が激減してしまうようなことがあれば、バッテリーの初期不良が原因の可能性があります。

初期不良が認められる場合は、正規店であれば「修理完了後 90 日間か、 Apple 製品限定保証や AppleCare プランの残期間の、いずれか長い方が保証対象」です。
街の修理店(非正規店)であれば、修理店によっておおよそ、3ヵ月~6ヵ月くらいの期間保証が付いていることがほとんどです。

iPhone本体の問題(基板故障)

iPhoneは、精密機器なので、細かい部品なども年月が経過することで劣化していきます。例えば、基板が故障していて漏電を起こしていると、バッテリー交換をしても意味がありません。その場合は、買い替えや機種変更などの対応が必要です。

上記のように、さまざまな理由があり、バッテリー交換が意味なかったと感じてしまうことがあります。
少しでも、意味がなかったと感じることが無いようにするには、修理店選びも大切です。

そのバッテリー交換、本当に意味ある?交換前に確認すべきこと

バッテリー交換には費用も手間もかかります。交換前にチェックすべきポイントを知っておくことで、後悔のない判断ができます。

バッテリーの最大容量が80%を下回っている

iPhoneの「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」から、最大容量を確認できます。80%を下回っている場合、バッテリーの劣化が進行しており、交換の目安とされています。充電の持ちが悪くなるだけでなく、iPhone自体のパフォーマンスにも影響を及ぼします。

充電の減りが異常に早いと感じる

最大容量が80%以上でも、アプリの使い方やシステムの問題により充電の減りが早く感じることがあります。バッテリーの状態に加え、使用状況を総合的に判断しましょう。バッテリーの減りが早い症状が続くようであれば、バッテリー交換で改善する可能性があります。

購入から2年以上経過している

iPhoneのバッテリーは、一般的に約500回の充電サイクルで劣化が目立ってきます。使用頻度にもよりますが、2年以上使用しているiPhoneでバッテリーの減りが気になるなら、交換を検討する時期と言えるでしょう。

iPhoneの発熱や動作の重さが気になる

バッテリーの劣化により、端末が発熱しやすくなったり、動作が重く感じたりすることがあります。特にゲームや動画視聴中に頻繁に熱くなる場合は要注意です。これらの症状が続く場合は、バッテリー交換が効果的でしょう。

iPhoneのバッテリー交換をしても意味がなかった?長持ちさせるための使い方

バッテリー交換をした後でも「またすぐ減る」「意味がなかった」と感じた方は、使い方に原因があるかもしれません。ここでは、バッテリーを長持ちさせるコツを紹介します。

高温・低温環境での使用は避ける

極端な温度環境はバッテリーの劣化を早めます。特に夏場の車内や冬場の屋外など、高温・低温にさらされる状況では、使用を控えることが大切です。

常に充電しながら使わない(充電しっぱなしにしない)

充電しながらの使用や、長時間の充電しっぱなしはバッテリーに負担をかけます。過充電を防ぐため、バッテリーが80%を超えたら充電器から外すのがおすすめです。

フル充電・0%までの放電を繰り返さない

リチウムイオン電池は、0%や100%の状態を繰り返すと劣化が進みます。20~80%の範囲でこまめに充電する習慣をつけると、バッテリーの寿命を延ばすことができます。

正規またはMFi認証済みのケーブル・アダプタを使う

安価な非正規品の充電ケーブルやアダプタは、過電流や発熱の原因となり、バッテリーや本体の故障リスクを高めます。Apple純正品やMFi認証済みの充電ケーブル・アダプタを選ぶようにしましょう。

「バッテリー充電の最適化」でバッテリーの寿命を延ばす

iOSには「バッテリー充電の最適化」機能があり、iPhoneの使用状況に合わせて充電をコントロールしてくれます。設定画面からオンにすることで、バッテリーの負担を軽減できます。

設定方法は、「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」→「バッテリー充電の最適化」をオンにするだけです。この機能を有効にすることで、iPhoneが充電習慣を学習し、満充電時間を最適化してバッテリーの劣化を抑えます。

iPhoneのバッテリー交換よりも買い替えをした方が良い場合も

バッテリー交換よりも、端末の買い替えを検討すべきケースもあります。たとえば、iOSのアップデートに非対応となった旧モデルや、画面や基板など他のパーツにも不具合がある場合は、交換ではなく買い替えの方がコスト面でもメリットが大きいです。

また、今後数年安心して使いたいと考えている場合も、新しい機種にすることで性能面やセキュリティの面でも安心して使い続けられます。

バッテリーの品質にこだわった修理店選びが大切

バッテリー交換をする際は、バッテリーの品質にも十分注意を払いましょう。粗悪なバッテリーに交換してしまうと、期待していた効果が得られず、「交換した意味がなかった」と感じてしまう恐れがあります。

品質面で最も信頼できるのは、Apple Storeや正規サービスプロバイダなどの正規店です。純正部品が使用されるため安心感があり、性能や安全性も高い水準で保たれています。

一方で、非正規店を選ぶ場合は、価格が極端に安い店舗には注意が必要です。企業努力による価格設定の可能性もありますが、あまりにも安いバッテリーは粗悪品の可能性も否定できません。バッテリーの品質にこだわっているか、事前に店舗のレビューや取り扱い部品について確認してから依頼するのが安心です。

バッテリー交換ならiCracked へ

iCracked なら正規店と同じ Apple 純正バッテリーと互換バッテリーの両方を使用することができます。
iCracked がiPhoneの純正バッテリーを使用できるのは、Apple 独立修理プロバイダだからです。正規店(正規サービスプロバイダ)と独立系修理プロバイダで大きく違う部分は、保証対象修理が可能か否かです。
独立系修理プロバイダは保証対象外修理のみ対応が可能ですが、それ以外は、Appleの診断プログラムやリソースを使用することができるので正規店と同等の修理をすることができます。※現在、純正部品を使用した修理ができるのは、東急プラザ渋谷店銀座店心斎橋店のみです。
詳しい「独立系修理プロバイダ」の内容については関連コラムで解説しています。

また、互換バッテリーについても最高品質のものを仕入れています。純正品に劣らないもので、他店に決して負けておりません。
意味のあるバッテリー交換が希望であればぜひ、iCrackedに相談下さい。

まとめ

iPhoneのバッテリー 交換は意味ないのかについて解説しました。交換したバッテリーに問題がある場合や基板故障など、さまざまな原因があります。 また、バッテリー交換をする場合は、修理店選びも大切です。「意味がなかった」とならないためにもぜひ参考にしてください。

iCrackedのiPhoneバッテリー交換