iPhoneでは、画面割れ・液晶不良による画面修理の依頼が多いです。「画面が割れた」「液晶に縦線や横線が入った」など、iPhoneに衝撃や圧力が加わることで起きるトラブルです。

壊れた画面を修理する場合、気になってしまうのが料金です。高い値段だとあきらめてしまうのではないでしょうか？

しかし、割れた画面のまま使用を続けると、ほかの故障につながりかねません。さらに費用がかさむことも考えられるので、早めの修理をおすすめします。

こちらのコラムでは、比較できるように、正規店と非正規店で画面修理するのに必要となる費用を掲載しています。ぜひ参考にしてください。

目次

1. iPhoneの画面交換が必要なよくあるトラブルと原因
   1. 画面が割れた
   2. 縦線・横線・斜め線が入る
   3. 画面が映らない
   4. 画面が浮いてきた
2. iPhoneの画面交換ができる場所・値段を比較
   1. Apple・正規サービスプロバイダ（正規店）での修理料金
   2. 各キャリアサービス保証での修理料金
   3. iCrackedなどの非正規店での修理料金
3. 重度の画面故障の場合は本体交換・修理になるケースもある
   1. フレームが曲がっている／本体が歪んでいる
   2. 水濡れ・水没を伴う
   3. タッチが勝手に動く（ゴーストタッチ）
   4. 充電できない／発熱する／起動しない
4. iPhoneの画面交換は正規店と非正規店どちらを選ぶ？
   1. 保証あり・品質重視なら正規店（Apple・正規サービスプロバイダ・キャリア）
   2. 保証なし・費用を抑えたいなら非正規店
5. iPhoneの画面割れを修理せず使い続けるリスク
   1. 操作できなくなる
   2. 破片で負傷する可能性がある
   3. 故障範囲が広がり修理費用がかさむ
6. iPhoneの画面交換の前にやっておくこと
   1. バックアップを取っておく
   2. 来店予約をしておく
   3. 「iPhoneを探す」をオフにしておく
7. まとめ

iPhoneの画面交換が必要なよくあるトラブルと原因

iPhoneの画面トラブルには、さまざまなものがあります。下記のような場合には修理を検討してください。放っておくとケガや事故につながることもあるので、注意が必要です。

• 画面が割れた
• 縦線・横線・斜め線が入る
• 画面が映らない
• 画面が浮いてきた

画面が割れた

最も多いトラブルが、iPhoneを落としたことによる画面割れです。画面が割れた状態でも操作できるケースはありますが、そのまま使い続けるとタッチ操作が効かなくなったり、水やホコリが内部に侵入し、基板故障につながったりするおそれもあります。

縦線・横線・斜め線が入る

画面上に縦線・横線・斜め線が表示される場合、液晶（または有機EL）パネルが損傷している可能性があります。強い衝撃を受けた際や、内部の配線が断線・劣化した場合に起こりやすい症状です。放置すると線が増えたり、画面が映らなくなったりすることもあります。

画面が映らない

iPhoneの電源は入っているのに画面が真っ暗なままの場合、画面パネル自体の故障や、内部コネクタの不具合が考えられます。落下や水没、強い圧力がかかったことが原因となるケースが多いです。画面の故障ではなく、基板故障が原因の場合もあるため、自己判断せず修理店での診断を受けることが大切です。

画面が浮いてきた

iPhoneの画面が本体から浮いてきた場合、画面パネルの接着不良や、バッテリーの膨張が原因として考えられます。特にバッテリーが膨張している場合、内部パーツの損傷やバッテリー発火・発煙の危険性があります。この症状が見られた場合は、早急に使用を中止し、画面交換やバッテリー交換を含めた点検・修理を行いましょう。

iPhoneの画面交換ができる場所・値段を比較

iPhoneの画面修理は、Apple Storeや正規サービスプロバイダと呼ばれる「正規店」と「非正規店」によって価格が違います。特に、非正規店に関しては、お店ごとにパーツの品質に違いがあるので、同じ修理内容でも価格に差があります。

iCrackedでは、非正規店としては、かなりディスプレイの品質にこだわっています。詳しくは「スマホ画面修理の価格と品質について」をご確認ください。

Apple・正規サービスプロバイダ（正規店）での修理料金

Apple StoreやApple正規サービスプロバイダ（カメラのキタムラなど）では、Apple純正部品を使用した画面交換が行われます。品質や安全性が高く、Appleの保証を維持できる点が最大のメリットです。

画面交換の値段はiPhoneの機種によって異なります。AppleCare+に加入している場合は、画面割れであれば一律3,700円（税込）の自己負担で修理が可能です。

AppleCare+とは、iPhone購入時または購入後一定期間内に加入できるApple公式の延長保証サービスで、通常1〜2年の保証期間延長に加え、画面割れや水濡れなどの修理を所定の自己負担金で受けられるのが特徴です。

■AppleCare+ サービス料

AppleCare+に入っていない場合は、機種ごとに以下の修理料金がかかります。

■AppleCare+保証対象外の画面修理料金

※Apple Storeの料金です。正規サービスプロバイダの料金は上記とは異なる場合があります。（2025年12月時点）

各キャリアサービス保証での修理料金

docomo・au・softbankのキャリアで購入したiPhoneの場合、各社が提供する補償サービスを利用して画面交換が可能です。代表的なものとして、以下のような保証があります。

これらの保証に加入していれば、画面割れ時の修理料金は数千円〜1万円程度に抑えられるケースが多く、正規店修理よりも安くなることがあります。一方で、端末交換対応になる場合があり、その際はデータの初期化が必要になる点には注意が必要です。また、修理完了までに数日〜1週間ほどかかることもあります。

iCrackedなどの非正規店での修理料金

iCrackedをはじめとする非正規のiPhone修理店では、正規店よりも安い値段で画面交換ができるのが大きな特徴です。修理料金はお店によってかなり金額に違いがあります。機種にもよりますが、3,000円くらいで交換できる場合もあるようです。ここでは、参考にiCrackedで画面修理をする場合の費用について紹介します。

iCrackedでは、ハイグレードモデルとスタンダードモデルの2種類から選択することができます。（※iPhone16以降は準備中）

※iCracked Storeの料金です。店舗によって料金は上記とは異なる場合があります。（2025年12月時点）

iPhone画面修理の修理料金ページはこちら

非正規店での画面修理の場合、基本的にはデータを消さずに修理できることがほとんどです。また、多くの店舗で即日修理・最短30分〜1時間程度で対応してもらえます。

注意点としては、非正規店で修理を行うとAppleの正規保証やAppleCare+が利用できなくなる可能性があります。店舗や使用パーツによって品質に差があるため、実績や口コミを確認して信頼できる修理店を選ぶことが重要です。

重度の画面故障の場合は本体交換・修理になるケースもある

「画面が割れた＝画面交換で直る」とは限りません。落下の衝撃や水濡れの程度が大きい場合、画面パネルだけでなく内部パーツや本体フレームまで損傷していることがあり、その場合は画面交換だけでは完了せず、修理費用が上がる（または本体交換対応になる）ケースがあります。画面交換だけでは済まない代表例は、次のようなものです。

フレームが曲がっている／本体が歪んでいる

画面を新しくしても密着せず、浮き・隙間・再破損の原因になります。フレーム修正や筐体修理が必要になり、対応できる店舗が限られます。

水濡れ・水没を伴う

表示不良の原因が画面ではなく基板側にある可能性があります。基板修理が必要になり、復旧できても再発リスクが残る場合があります。

タッチが勝手に動く（ゴーストタッチ）

画面交換で改善することもありますが、内部コネクタや基板側の不具合だと画面交換では直りません。

充電できない／発熱する／起動しない

画面以外（バッテリー、充電口、基板）の故障が疑われ、複数箇所の修理や本体交換が検討されます。

修理費用が上がりやすいのは、主に「複数パーツの交換が必要」「基板修理が必要」「本体交換（リペア品交換）になる」の3パターンです。特に正規店では、損傷状況によって“画面交換”ではなく“その他の損傷”として扱われ、料金区分が上がることがあります。事前に見積もり・対応範囲（データ初期化の有無や保証適用可否）を確認しておくと安心です。

iPhoneの画面交換は正規店と非正規店どちらを選ぶ？

画面交換の際、保証を優先するのか、費用を抑えたいのか、すぐに直したいのかなど、人によって最適な選択肢は異なります。正規店と非正規店のどちらを選ぶべきかを分かりやすく解説します。

保証あり・品質重視なら正規店（Apple・正規サービスプロバイダ・キャリア）

AppleCare+に加入している場合や、修理後もAppleの正規保証を維持したい場合は、正規店での画面交換が適しています。Apple Storeや正規サービスプロバイダ、キャリア経由の修理はいずれも純正部品を使用するため、表示品質やタッチ感度、耐久性の面で安心感があります。

正規店を選ぶ主なメリットは以下の通りです。

• Apple純正部品を使用した高品質な修理が受けられる
• AppleCare+やメーカー保証が継続される
• Face IDなどの機能面の互換性トラブルが起きにくい

一方で、保証に未加入の場合は修理費用が高くなりやすく、事前予約が必要だったり、混雑状況によっては即日修理できない点がデメリットです。費用よりも「安心・品質・長期的な使用」を重視する人に向いています。

保証なし・費用を抑えたいなら非正規店

AppleCare+に加入しておらず、できるだけ修理費用を抑えたい場合は、非正規店での画面交換が有力な選択肢になります。iCrackedなどの修理店では、正規店よりも安い値段で、即日対応してもらえるケースが多いのが特徴です。

非正規店を選ぶメリットは次の通りです。

• 正規店よりも画面交換の値段が安い
• 最短30分〜1時間程度で修理が完了する
• データを消さずに修理できる場合が多い

ただし、非正規店で修理を行うとAppleの正規保証やAppleCare+が利用できなくなる可能性があります。また、使用する部品や修理技術は店舗ごとに差があるため、価格だけでなく実績や口コミを確認することが重要です。

「すぐに直したい」「今後は保証を気にしない」「費用を最優先したい」といったニーズが明確な場合には、非正規店が適しているといえるでしょう。

iPhoneの画面割れを修理せず使い続けるリスク

画面割れを放置することは、操作性の低下だけでなく、ケガや故障拡大などさまざまなリスクが高まります。

操作できなくなる

画面割れ直後は問題なく操作できていても、時間の経過とともにタッチ操作が効かなくなるケースは少なくありません。操作不能になると、ロック解除や文字入力ができない、電話やメッセージに応答できないなどの不便が生じます。

破片で負傷する可能性がある

画面が割れたiPhoneを使い続けると、スワイプ操作や通話時に、ガラスの破片で指や耳をケガする恐れがあります。小さなひび割れであっても安全面のリスクがあるため、放置はおすすめできません。

故障範囲が広がり修理費用がかさむ

画面割れを放置すると、ひび割れ部分から水分やホコリが内部に侵入しやすくなります。その結果、画面だけでなく、バッテリーや基板など他のパーツまで故障が広がる可能性があります。故障範囲が広がると、画面交換だけでは直らなず、最悪の場合、本体交換対応になり、結果的に修理費用が高額になるケースも少なくありません。

「今は使えるから大丈夫」と考えず、修理費用を抑える意味でも、画面割れは早めに対処することが重要です。

iPhoneの画面交換の前にやっておくこと

最後に、画面交換前に最低限やっておきたい準備を3つに絞って解説します。

バックアップを取っておく

画面交換では基本的にデータが消えないケースがほとんどですが、故障の状態によっては初期化が必要になったり、修理工程でデータが消える可能性もゼロではありません。万が一に備えて、修理前に必ずバックアップを取っておきましょう。

バックアップの詳しい方法については以下の記事を参考にしてください。

来店予約をしておく

Apple Storeや正規サービスプロバイダは、原則として来店予約が推奨（または必須）です。予約なしで来店すると、当日受付ができなかったり、長時間待つ可能性があります。

非正規店でも、在庫状況や混雑によっては当日すぐ対応できない場合があります。確実に即日修理したいなら、事前に予約をしておくと安心です。

「iPhoneを探す」をオフにしておく

正規店やキャリアでの修理では、セキュリティ上の理由から「iPhoneを探す（Find My iPhone）」がオンのままだと修理を受けられないことがあります。受付前にオフにしておくと手続きがスムーズです。

オフにする手順は以下の通りです。

1. 「設定」アプリを開く
2. 自分の名前（Apple ID）をタップ
3. 「探す」→「iPhoneを探す」を選択
4. 「iPhoneを探す」をオフ（Apple IDパスワードが必要）

まとめ

いかがでしたか？ここでは、正規店と非正規店のiPhone画面修理の値段掲載とメリット・デメリットについて説明しました。

すべて満足いくことは中々むずかしいことなので、「安い料金」「品質」「時間」など、譲れない条件を決めてお店を選択するのがいいでしょう。

iCrackedでは、修理時間、パーツの品質、料金にこだわったサービスを提供しています。iPhoneの故障でお困りであれば、お気軽にご相談ください。

iCrackedのiPhone修理